福岡工業大学からはファイナリストに選出された『FITポケットラボ』の4名の学生が、2件の口頭発表を行いました。
その結果、「拡張現実感(AR)を用いた味覚操作システムの開発」の研究テーマで発表した中野萌士さん(当時2年:福岡工業高)と津田英知さん(当時1年:中間高)が「国立研究開発法人科学技術振興機構理事長賞」を受賞するという栄誉に輝きました。
さらに、サイエンス・インカレ審査員の特別推薦により、「サイエンス・インカレ審査員奨励賞」も併せて受賞しました。
また、本研究発表会で優秀な成績を収めた学生については、サイエンス・インカレ・コンソーシアム等の御支援により、本年夏季にアメリカへ派遣することが予定されており、2人も派遣メンバーとして選出されました。
『FITポケットラボ』は新入生でも研究ができる自主的な学生組織です。
平成27年度は情報システム工学科の下戸准教授と丸山勲准教授・情報工学科の福本誠教授の指導のもと、2つの学科の学生が研究学科で取組みます。
受賞した「拡張現実感(AR)を用いた味覚操作システム」とは
例えば、ラーメンが大好物にも関わらず、クローン病という難病により食べられない現実があります。中野萌士さんもその1人です。ラーメンの画像を見ながらうどんを食べてみても、ラーメンを食べている感覚にはなりません。
そこで、USBカメラの視覚情報に、ARマーカを用いてラーメンの3Dモデルを重畳させ、HMD(Head Mount Display)に表示させるシステムを開発しました。
机上に置かれた食べ物(そうめん)をラーメンと誤認できるか研究を進めてきました。
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