3月5日(日)九州工業大学戸畑キャンパス記念講堂で開催された平成28年度PBL合同成果発表会に、情報システム工学科1年末竹隆也さん、情報工学科1年斉藤大和さんのチーム(FITポケットラボ)、システムマネジメント学科4年倉谷依利香さん、同学科4年中川愛華さんのチーム(藤岡研究室)の2チームが参加し、それぞれ「脳波によるコミュニケーションを目指して」と「VRを用いた幼児用登下校訓練シミュレータの開発」をテーマに発表しました。
本年度大会には本学の2チームの他、九州工業大学より9チーム、北九州高専より2チーム、熊本高専より2チームの参加があり、審査員は株式会社九電工、株式会社オービック、株式会社安川電機、TOTO株式会社、宗像市などの企業・自治体をはじめ、大学・高専および高校生が務められました。
今回、福工大の末竹・斉藤チームの発表内容は、脳波を計測する装置を用いて脳波と感情表現の関係を調べ、それによりPC上のアバターの操作に挑戦するというもので、これらの成果は、寝たきり状態で体の不自由な人とも、言葉を交わさずに情報を交換するといったことも期待されるものです。
「未来志向賞」FITポケットラボチーム
左:情報システム工学科1年末竹隆也さん(慶進高出身)
右:情報工学科1年斎藤大和さん(福岡舞鶴高出身)
左:情報システム工学科1年末竹隆也さん(慶進高出身)
右:情報工学科1年斎藤大和さん(福岡舞鶴高出身)
一方、倉谷・中川チームの発表内容は、VR技術を使って開発した幼児用の登下校訓練シミュレータについてでした。例えば、交通教室などでの活用が期待され、子どもが小学校に上がる際に共働き世帯の母親が直面する問題「小1の壁」における「登下校」における問題を解決する技術として期待できます。
「チームワーク賞」藤岡研究室チーム
左:システムマネジメント学科4年中川愛華さん(佐世保北高出身)
右:システムマネジメント学科4年倉谷依利香さん(小倉南高出身)
左:システムマネジメント学科4年中川愛華さん(佐世保北高出身)
右:システムマネジメント学科4年倉谷依利香さん(小倉南高出身)
今回の発表により末竹・斉藤チームは「未来志向賞」、倉谷・中川チームは「チームワーク賞」を受賞し、皆で健闘を称え合いました。
期末試験や卒業研究などの多忙な期間中の僅かな時間を調整し合って内容を作り上げてきた経験は、今後の活動の糧になるものと思われます。
また、参加した4名の学生にとっては、これが初めての学外向けのアカデミックイベントとなりました。他の大学や高専の同世代のPBL活動に対する発表を見て、自分たちに足りない部分や胸をはれる部分を肌で感じ取る良い機会となりました。
ダウンロード
お問合せ
福岡工業大学 広報課
TEL:092-606-0607(直通)
広報課お問合せフォーム