科学技術振興機構(JST)が主催する『新技術説明会』は、大学等の研究機関から生み出された研究成果(特に、特許となった技術)について、新しい技術の導入に前向きな企業関係者を対象として、発明した研究者が直接プレゼンテーションを行うものです。この「新技術説明会」を、福岡工業大学が平成29年3月14日(火)に東京・市ヶ谷のJSTホールにて開催しました。
今回は、特許が取得できた本学の研究成果の中から、一般企業への特許ライセンスや実用化に向けた共同開発の可能性がある5件の研究シーズについて発表を行いました(下表プログラムを参照)。
当日は述べ119名の参加があり、特に、関東地域に本社を置く企業の方々のご出席を多く頂き、会場はほぼ満員となりました。
各発表者からは、技術の特徴や優れている点、連携を想定する企業や製品化のイメージ等、分かりやすい説明がなされ、熱心に聴講する方々が会場で多く見られました。各発表の後には、「興味があるのでもう少し詳しく聞きたい」「自社のサンプルについてテストしてもらうことは可能か?」という来場者のために、各研究者との個別面談の時間も設定され、会場内の専用スペースにて具体的な相談を実施しました。
この説明会が研究者と企業との出会いの場となり、今後実用化に向けた共同開発等が促進されることが期待されています。
▲下村学長の開会挨拶
産学連携による実用化加速への期待を表明
産学連携による実用化加速への期待を表明
▲ホール後方には研究紹介パネルやサンプル機器を設置
産学連携推進室:福岡工業大学・新技術説明会のプログラム
時間帯 | 発表題目 | 発表者 | 聴講者数[人]※ |
---|---|---|---|
10:00~10:30 | 「最適三次元画像計測技術及びロボット、3Dプリンタ等分野への応用」 | 工学部電子情報工学科 盧存偉教授 | 76 |
10:30~11:00 | 「津波による浸水状況可視化システムの開発」 | 工学部電子情報工学科 松木裕二教授 | 65 |
11:00~11:30 | 「固体触媒としてゼオライトを用いる促進酸化処理法の開発」 | 工学部生命環境科学科 北山幹人教授 | 66 |
11:30~12:00 | 「新規分類・定量化法による食品・環境試料の簡便な微生物性検査」 | 工学部生命環境科学科 渡邊克二教授 | 60 |
12:00~12:30 | 「車に環境配慮型で電気エネルギを収穫する懸架装置の提案」 | 工学部知能機械工学科 数仲馬恋典教授 | 46 |
※1名の参加者が複数発表を聴講する場合もあるため、合計は受付数と一致しません。
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