2017年3月3日琉球大学で行われた日本機械学会九州支部の学部会員のみの研究発表会において、バイオエンジニアリング部門で宮本知佳さんが優秀講演賞を受賞しました。
下戸研究室では、昨年も本学会で「優秀講演賞」を受賞しており、2年連続の受賞となります。
4月から福岡工業大学大学院工学研究科情報システム工学専攻に進学する宮本さんにとって、この上ないご褒美になりました。
【講演テーマ:豚の腱を用いたAsymmetric six-strand core sutureの縫合強度の評価】
指屈筋腱断裂や損傷に対する最良の治療法として、腱縫合術と術後の早期運動療法が利用されます。それには、破断せずに必要な力に耐えうる十分強い縫合修復が必要となり、様々な縫合方法が模索されています。
一方で、縫合方法の評価は単純な引張り試験ではなく、生体環境を考慮した繰返し引張り試験が有効であることが報告されています。そこで、繰返し引張り荷重の下、これまで報告されていなかったSix-strand core sutureの非対称縫合を豚の腱に施し強度評価を行いました。その結果、どのくらい非対称に縫合すれば、有意に強度が向上するかを示すことができました。
【受賞コメント】
自分が行っている研究でこのような賞がいただけて大変嬉しく思います。指導をして下さった下戸准教授をはじめ、共同研究の先生方や共に研究を行ってきた方々に深く感謝いたします。
実験方法はどうするのか?なぜこのような結果になるのか?研究を行っていると、たくさん疑問がでてきます。そういった疑問と向き合っていきつつ、これからも研究活動に励みたいと思います。
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