6月17日(金)から東京理科大学・神楽坂キャンパスの森戸記念館で開催された国際会議 2016 International Conference on Electronics Engineering and Informatics (ICEEI 2016: http://www.iceei.org/) において、本校工学部電子情報工学科の江口研究室(著者:江口啓教授、物質生産システム工学専攻博士課程1年の都旺緑さん、電子情報工学専攻修士課程2年の安部寛二さん)の論文が、エクセレント・オーラル・プレゼンテーション・アワードを受賞しました。
ICEEI2016は、Science and Engineering Institute (SCIEI)主催、東京理科大学協賛で行われた国際会議であり、論文採択率が35%と非常に低いハイレベルの会議でした。江口教授らの論文は、中国・清華大学、タイ・チュラロンコン大学などの世界の一流大学からの参加者の発表を抑え、見事、受賞を果たしました。特に、4月から本学の博士課程に入学して研究をスタートさせたばかりの都君にとっては大変良いスタートとなりました。
江口教授は、今回の学会の成功は電子情報工学専攻修士課程2年安部寛二さん(香椎工業高校出身)と、物質生産システム工学専攻博士課程1年の都旺緑さん(韓国・啓明大学出身)の2名の学生の貢献が大きかったと語っています。
今回の国際会議においては、電子情報工学科の江口教授が論文題目「Synthesis and analysis of a simple inductor-less DC-AC inverter」として発表しました。
この研究は、変圧器を用いずにDC 12VからAC 100Vを生成する、超小型DC-ACインバータ回路に関するものであり、無機エレクトロ・ルミネッセンスなどの次世代発光体のポータブル化に寄与するものです。今後も学生との協力の下で、素晴らしい研究成果が出ることを期待しています。