3月26日(土)から別府の国際コンベンションセンター(ビーコンプラザ)で開かれた、一般社団法人産業応用工学会主催の国際会議ICIAE2016(The 4th IIAE International Conference on Industrial Application Engineering 2016)において、本学の研究チーム(電子情報工学科の江口教授、電子情報工学専攻修士課程1年の安倍寛二さん)とキングモンクット工科大学(KMITL)の研究チーム(サワイ・ポンスワット准教授、プラシット・ジュルスリーウォン准教授、アンパワン・ジュルスリーウォン准教授)の共同研究が、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
産業応用工学会は、製品化を視野に入れた応用研究からプロトタイプの製作、製品開発までを領域とし、その領域における研究開発を推進している学会です。産業応用工学会ICIAE2016国際会議では、口頭発表、ポスターセッション、ビデオプレゼンテーションなど100件以上の英語による発表が国内外から参加した研究者によって行われました。タイ王国キングモンクット工科大学(KMITL)と福岡工業大学の共同チームによる発表題目は、「A symmetrical three- phase ac-ac converter designed by using switched- capacitor techniques」です。本共同研究は、三相交流電圧をトランスなどの磁性部品を用いずに変換する技術を研究したものであり、産業応用の見地から高い評価を得て、今回の受賞に至りました。
タイ王国キングモンクット工科大学(KMITL)と福岡工業大学は、2008年に協定を締結以来、学術交流だけでなく、学生派遣プログラム「タイ短期研修2015」を始めとする様々な交流活動を続けています。今回受賞された電子情報工学科の江口教授も、2007年からKMITLの研究者と共に研究を続けられており、長年の交流活動が今回の国際会議で実を結んだというわけです。本学とタイ王国との学術交流によって、今後も素晴らしい研究成果が出ることを期待したいと思います。
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