2015年度の日本知能情報ファジィ学会(SOFT)九州支部学術講演会が12月12日(土)に開催され電子情報工学専攻の修士課程1年の安部寛二さんと電子情報工学科の江口教授の研究が学生優秀講演賞に選ばれました。
◆詳しくはこちらのURLへ
http://w3-itss.kct.ac.jp/soft/2015/conf/index.html
お二人での受賞はこれで5回目となりますが、今回は江口研究室の学部生、藤本さんと小林さんの二人が強力な助っ人として登場してくれました。
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http://w3-itss.kct.ac.jp/soft/2015/conf/index.html
お二人での受賞はこれで5回目となりますが、今回は江口研究室の学部生、藤本さんと小林さんの二人が強力な助っ人として登場してくれました。
発表のテーマは「手作りクリッカーによる学習状況の分析」。アクティブラーニング補助するツールとして学生と教員の双方向のコミュニケーションを支援するオーディエンス・レスポンス・システムとしてクリッカーが普及しています。
このクリッカーは日本の大学でも利用が促進され、今、注目を集めています。
しかし、このクリッカーは市販では大変高価です。(30台で90万円位)
そこで、安部さんを中心とする研究室メンバーはもう少しリーズナブルで、使い勝手の良いクリッカーを作れないか?そうすれば、その普及は一段と進み、アクティブラーニングもさらに進化すると考えました。
そして、その実作に取り組みました。まずはハードの単機能化に挑戦、シンプルで使いやすいクリッカーが出来上りました。さらに子機であるクリッカーとパソコン側との通信のソフトウエアの充実や工夫を行い、学生の回答状況がすぐさま分析できるように改良しました。
また、このクリッカーの実用性に関しても半年間かけて、実験と利用者アンケートを実施。集約の結果、高い評価が得られました。この一連の有用性の確認活動が今回とりわけ高く評価されました。
この取組みは実は安部さんが自分の先輩から受け継いだ研究であり、後輩の藤本さん、小林さんとともに、先輩たちの研究努力を今回見事に実らせたというわけです。おめでとうございました。