社会環境学科の上杉研究室では、現在、古賀市と連携してモビリティ・マネジメントに取り組んでいます。モビリティ・マネジメントとは、一人一人の移動(モビリティ)が、個人的にも社会的にも望ましい方向(すなわち、過度な自動車利用から公共交通・自転車等を適切に利用する方向)へ自発的に変化することを促す、コミュニケーション施策を中心とした交通施策※のことです。古賀市では、これまでにも本学の学生企画を具現化した「バス乗っ得キャンペーン」などで公共交通の利用促進を図ってきましたが、今回はそれをさらに進めて一人でも多くの市民に公共交通機関の利用を働きかけていきます。
上杉研究室では地理学・都市計画学・空間情報学が融合したアプローチによる地域の社会環境に密接した教育研究を進めており、今回は、3年生のゼミナールの活動として古賀市の行政課題に取り組むこととなりました。10月から古賀市との打ち合わせを重ね、市民を対象とした事前調査アンケート200通の発送まで完了しています。今後は、アンケートに回答してくださった方々へバス利用の提案等コミュニケーションを図っていきます。古賀市内の公共交通利用が増えれば、高齢者の移動手段の確保、市街地活性化、環境負荷軽減、健康促進といった効果が期待されます。今後の上杉研究室によるモビリティ・マネジメントの展開にご注目ください!
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