パワーアカデミー主催による「第1回電気工学教材企画コンテスト」において、電気工学専攻2年江口卓弥さん、電気工学科4年下園大貴さん、入来龍馬さんのチームが優秀賞を受賞しました。
このコンテストは、「再生可能エネルギー」を題材として電気工学に関連した“中学生を対象とした教材”の企画を、高等専門学校本科生、高等専門学校専攻科生、大学生、大学院生から募集したもの。受賞の企画は「身近な材料でできるスーパーキャパシタ実験教材」。
表彰式は2019年3月に北海道科学大学にて行われる「平成31年電気学会全国大会」内、研究助成成果報告会にて行われる予定です。
「身近な材料でできるスーパーキャパシタ実験教材」
再生可能エネルギーの大量導入に伴い浮上している問題の解決策として、蓄電デバイスが注目されている。本教材のスーパーキャパシタは、蓄電装置の一部として今後の利用が期待されており、デバイスを作製する面白さと楽しさ、そして電気の基礎を理解して頂き、電気と化学両方に興味を持ってもらうことを目指している。
本教材は、ホームセンター等で手に入る身近な材料(活性炭・食塩・銅板・発泡スチロール・チャック袋・半紙)を用いてスーパーキャパシタを作製することが可能である。スーパーキャパシタの作製を通じて、スーパーキャパシタの構造と原理を理解することができる。更に、電解液の調製等を通じて化学についても学び、セルの設計・加工、電極材料の作製を行うことができる。
実験では作製したスーパーキャパシタを実際に充放電し,ハンドライトの点灯を行う。充電回路、放電回路の作製を行い電気回路の基礎やデジタルマルチメーター、電源装置の使い方も学ぶことができる。実際に時間が経過するにつれて、デジタルマルチメーターの電圧指示値が下がっていき、ライトの光も徐々に弱まっていくことも確認ができる。自らデバイスの作製から測定までを行うことによって、工学(電気・化学・材料)の魅力を知ってもらう。
スーパーキャパシタの原理
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