社会環境学科4年間々田夏菜子さん(柏陵高校出身)
一般社団法人 地理情報システム学会主催の『2018年第27回地理情報システム学会学術研究発表大会』が、去る10月19日(金)20日(土)21日(日)に東京都の首都大学東京 南大沢キャンパスで開催され、「学生フリーテーマ発表会」の部において、本学社会環境学科4年 間々田夏菜子さんが「若手分科会奨励賞」を受賞しました。
この研究会で受賞した研究テーマは「ダンボールジオラマプロジェクションマッピングによるハザードマップの表示について」です。
【ダンボールジオラマプロジェクションマッピングによるハザードマップの表示について】 昨年発生した九州北部豪雨を筆頭に近年豪雨災害が多発している。しかし、大雨により自治体から避難勧告や避難指示が発令されても避難しない人が多いのが現状だ。避難しなかったことにより亡くなったり行方不明になったりする人もいる。 人的被害を少なくするために身近な地域をよく知ることや避難所や浸水想定区域など身近にある危険を把握し、防災意識を高める必要があると考える。 そこで森山ゼミでは身近にあるダンボールを利用し、福岡工業大学の隣町の新宮・古賀地域と昨年の九州北部豪雨の被災地の朝倉・東峰村地域のダンボールジオラマを制作した。そしてダンボールジオラマの上から新宮・古賀地域は社会環境学部の授業内で習得するArcGISを用いて避難所、浸水想定区域、土砂災害危険地区を表示したものを、朝倉東峰村地域はArcGISProを用いて昨年の九州北部豪雨時の1分間ごとの降水量の変動を時系列で表示したものをプロジェクションマッピングした。 | ダンボールジオラマプロジェクションマッピング |
受賞を受けて間々田さんは「ダンボールジオラマプロジェクションマッピングは来年も続けていき、大学や学会での展示のほか、地域の方に見てもらったり作ってもらったりして地域と密着して活動していきたいと考えています。」と話してくれました。
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