2018年10月27日(土)、本学を含む全国の私立6大学(芝浦工業大学、愛知工業大学、大阪工業大学、東北工業大学、広島工業大学)が連携する取組である「第2回工大サミット」(後援:文部科学省)が芝浦工業大学豊洲キャンパスにて開催され、企業関係者・高校関係者・大学関係者184名が参加しました。
開会にあたり、まず文部科学省高等教育局私学部長からの講演が行われ、先般発表された「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申案)」にも示されている通り、多様性と柔軟性を確保しつつ、教育の質の保証と情報公表に努めながらイノベーション人材の育成をはかることが工科系大学に求められており、6工大が連携することの意義について、期待を寄せる内容の話がありました。
次に、6つの工大の学長から「国際社会で活躍できる理工系イノベーション人材の育成」をテーマに、各大学の取組について報告が行われました。下村学長からは、教育の質保証の視点からアクティブラーニング推進事業について、イノベーションを生み出す地域創生の視点で自治体と連携したPBLの実施について、本学の取組紹介がありました。
その後、芝浦工業大学長補佐の谷田川ルミ氏による講演「IRデータから見る工業大学」、リクルート進学総研所長の小林浩氏による講演「工科系大学の人材育成に対する期待」の後、登壇者全員によるパネルディスカッションを行い、活発な議論を交わしました。パネルディスカッションでは、グローバル人材育成のための教育方法として「経験からの学び」が必要であり、他大学混成でのPBL実施の有効性があげられた他、将来的に工学系に進む学生を増やすために、中高生を対象とした働きかけを大学から発信することの重要性などについて議論されました。
今回のサミットでは、会場で各大学のロボット展示ならびに、ROBO-ONE競技会を同時に行い、各大学の学生が参画しました。本学からは、情報工学科の家永准教授と同研究室の4年生3名が参加し、「プログラミングを通じてコンピュータの動作原理を学習するための教材ロボット」のデモ展示を行った他、モノづくりセンターの二足歩行ロボットプロジェクトメンバー6名が、芝浦工業大学・大阪工業大学の学生と競技を行い、軽量級で1位、重量級で2位という見事な成績を修めました。
工大サミットは今後も、大学連携の取組を進めながら、年一回程度のシンポジウム開催を行っていくこととしており、来年度は福岡工業大学にて開催される予定です。
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