ふくおかIT Workoutsは、福岡県内の5大学で学ぶ学生が市町村職員とグループを構成し、ITを活用し地域課題の解決を図るという取り組みです。
本学では、2013年のスタート時より情報工学部の学生がPBL(Project Based Learning)として取り組んでいます。2015年からは新宮町の課題解決に取り組んでおり、2017年度は新宮町のごみ出しアプリ開発に挑みます。そのキックオフが5月24日(水)に福岡大学で開催されました。
プレセッション
全体でのメインセッションに先立ち、まずは学生を対象としたプロジェクトマネジメント・セミナーが開催されました。
一般社団法人福岡県情報サービス産業協会の会員企業である、SCSK九州株式会社より講師をお招きし、システム開発やプロジェクト管理について学びました。
メインセッション
プレセッション終了後、自治体職員の方々も交えメインセッションに移りました。
開会挨拶に続き、総務省地域アドバイザーの畑井克彦氏の進行で各プロジェクトより5分間のプレゼンがありました。2017年度に取り組む7プロジェクトより概要とスケジュールについてプレゼンを行いました。
福岡工業大学からは、情報システム工学4年の丸山寛登さんが堂々とプレゼン。
新宮町発行のリーフレット「家庭ごみの出し方」をアプリ化し、資源ごみ収集の方法や収集場所検索機能等を盛り込む予定であることを説明しました。他大学からは、公共交通や観光振興分野でのICT活用についてプレゼンが行われました。
次に、参加者全員をシャッフルしてのグループワークを行いました。ICT分野で近年注目を集めているオープンデータをテーマに、本学の情報システム工学科の山口先生の進行でスタート。
ワークに入る前の情報提供として福岡県企画・地域振興部情報政策課よりオープンデータの概要と福岡県によるオープンデータ公開とその意義についてお話いただきました。
6月より福岡県のオープンデータが公開されるのを前に、オープンデータが行政の透明化や県民生活の利便性向上はもちろん、地域課題解決や新ビジネス創出が期待されているそうです。
続く情報提供では、オープンデータの具体的な活用例として本学の工学研究科博士後期課程の槇俊孝さんがLOD(Linked Open Data)を用いた観光情報発信について紹介しました。
これは、昨年のふくおかIT Workouts取組成果であり、これから取り組む学生にとっては大きな刺激になっていました。
そして、メインのグループワーク!各グループの市町村職員の方から自治体の課題を聞き、その課題解決にオープンデータをどのように活用できるかについて全員で考えました。
他大学の学生と積極的にコミュニケーションしながら、課題解決策をまとめていきました。
最後に、各グループより5分で検討した内容を発表し、全体での共有を行いました。
まとめとして福岡県情報政策課のご担当者様より「短時間の中で全グループが何かしらの結論に辿り着いていたことに学生の底力を感じた。自治体の方との話から要点をどれだけ引き出せるかがプロジェクトのキーポイントになる。今日の学びを活かして頑張ってほしい!」とのエールが送られました。
参加さいた学生の皆さん、お疲れさまでした!
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