▲写真左:大学院工学研究科知能機械工学専攻修士2年西田一矢さん(福岡工業高出身)
写真右:知能機械工学科加藤友規准教授
昨年の10月に青森市で行われた日本フルードパワーシステム学会・日本機械学会が共催の「平成28年秋季フルードパワーシステム講演会」において、加藤研究室の修士2年の西田一矢さんが「最優秀講演賞」を受賞しました。西田さんが講演した研究題目は「エアタービンを用いた空気圧式ボール発射装置の高機能化」。
空気圧式ボール発射装置とは、圧縮空気の力で野球ボールを発射するピッチングマシンのことで、西田さんらは野球ボールにエアタービンを使用して回転を与えることにより、従来のピッチングマシンでは発射が困難であった変化球(例えばジャイロ回転ボールなど)などを発射することを目標に研究を進めてきたそうです。特に最近は、エアタービンを使用した回転によって発射されたボールを高速度カメラで撮影し、回転軸を解析する実験や実際の競技規格に従い、18.44 [m]の距離を確保し発射されたボールの軌道の観察や到達点を解析する実験を行っているとのことでした。いろいろな変化球がマシンで投げられるような研究が進んでいけば、スポーツはまた一段と楽しくなりそうです。(画像は、西田さんらにより解析された空気圧式ボール発射装置から発射された変化球の軌道)
なお、表彰式は今年の5月26日に東京で行われるとのことです。
西田さんの受賞の感想
今回、最優秀講演賞を受賞でき光栄に思います。私自身小学校から高校まで野球部に所属していたため、自身の経験や知識を研究に活かすことができ、非常に楽しみながら研究を行うことができました。この受賞は私個人の力だけではなく、日頃ご指導いただいている加藤友規准教授や一緒に実験を行ってきた研究室の後輩たちのお陰だと思っています。
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