去る平成28 年11月26、27 日の両日、油化学会界面科学部会の九州地区講演会を兼ねる「物理化学インターカレッジセミナー」が福岡大学セミナーハウスで開催されました。長崎国際大学、佐賀大学、九州大学、福岡大学、福岡工業大学など九州各地の大学から、多くの研究者が参加しました。2日間にわたる発表では、講演や大学院生・学部生による口頭発表、ポスター発表が行われました。ポスターセッションには20名の研究者が参加して行われ、宮元展義准教授の研究室の呉玉嬌さんが見事、優秀ポスター賞を受賞いたしました。
呉玉嬌さんの発表テーマは「Synthesis of fluorohectorite/polyacrylic rubber composite―フルオロヘクトライト/アクリルゴム複合体の合成」です。この研究はアクリルゴムにナノシートを混ぜることによって、従来のアクリルゴムより伸縮性が増す新素材が誕生するという研究だそうです。
呉玉嬌さんは中国は青島の出身、中国の大学で機械系の学部を卒業後、化学の世界に魅せられ、一昨年の秋に福岡工業大学大学院に入学、生命環境科学専攻の院生として宮元研究室に所属し、研究を続けています。将来は「博士」となり、できれば中国で研究を続けたいそうです。「今回の賞は今後の励みになり、とてもうれしいです。」と素敵な笑顔を見せてくれました。
関連リンク
ダウンロード
お問合せ
福岡工業大学 広報課
TEL:092-606-0607(直通)
広報課お問合せフォーム