“ICT”をキーワードに新宮町との小大連携の可能性を探る!
福岡工業大学と新宮町との包括的連携協定に基づく取り組みにまた新たな展開がありました。
今回新宮町学校教育課からの強い要請を受け、システムマネジメント学科の藤岡教授による立花小学校5年生の算数の授業見学と、立花小学校をモデル校に新宮町の3つの小学校においてICTを活用したアクティブ・ラーニングを効果的に推進していくための意見交換会が10月21日(金)立花小学校で行われました。
今回は小学校におけるICTを活用した授業の様子と、立花小学校の永井校長先生以下関係者と藤岡教授による意見交換会での要旨について、今後の“小大連携”に向けた展望も踏まえながらご紹介します。(大学・地域連携推進室)
◇授業見学
クラスは、児童数19名。ICT活用授業では一人ひとりがタブレット端末を使用。板書と電子黒板、タブレット端末を駆使しながら分刻みで進められました。子供たちは先生の電子黒板と双方向でやり取りを行いながら与えられた問題の答えを発表。それに対して他の子供たちが意見を述べ合いながら正解を導き出していきます。また与えられた問題の解き方を各自で考えた後、グループで考えを共有し最も良いと思われる解き方をプレゼン。
その後クラス全員で意見を述べ合い理解を深めるアクティブ・ラーニング型授業が実践されていました。
◇意見交換会
授業見学後は鈴政システム相談員より「わかる・できる授業のためのICT活用」と題して、タブレット端末で実現する立花小学校での協働的な学びの実現に向けた取り組みについて説明を受けました。また永井校長、川﨑主幹教諭にも参加いただいた意見交換会では、藤岡教授からの本日の授業に対するコメントをベースに、今後立花小学校で教科指導におけるICTの活用とアクティブ・ラーニングを推進していくために、新宮町・福工大の包括的連携協定に基づき是非大学から積極的な支援、アドバイスをいただきたいとの要望が示されました。具体的には①ICTを活用した授業デザイン等の教員研修、②授業以外の題材を活用したICT教育、③小学校でのプログラミング教育の義務化に向けた支援などです。
その第一歩として、藤岡教授のICTを活用した講義と大学施設の見学会を12月5日(月)に立花小学校関係者ならびに新宮町学校教育課の担当者を招いて行うことが確定しました。大学・地域連携推進室では、今後も小学校と大学との連携の進捗を逐次報告してまいります。
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