5月16日(月)に福岡工業大学において、開催された国際シンポジウム「The 1st FIT-ME Symposium」で本学の知能機械工学専攻修士課程2年朱研究室の大西航助さんが優秀ポスター賞を受賞しました。
このシンポジウムは今回が第1回目、Josef Breu教授(Bayreuth Univ.)、小川誠教授(VISTEC)、原口和敏教授、Tsung-Yen TSAI 教授(FJIRSM)をはじめとする層状物質関連の著名な研究者や、FIT-MEプロジェクトに関連する材料化学、分析化学、ロボティクス、情報処理技術等の研究者による国際シンポジウムです。
ポスター発表会における大西航助さんの研究テーマは「強化型エラストマーアクチュエータの電気―力学挙動」。誘電性エラストマ―というゴム状の物質に電圧を加えることで、エラストマーは変形したり、伸び縮みしたりしますが、さらに、このエラストマーにナイロン繊維を加えて、一定方向へ変形させたり、より大きな変化をさせたりする研究だそうです。
大西さんのこの研究の目的は、医療用リハビリ技術、つまり人工筋肉への利用を狙っているとのこと。
例えば、腕の不自由な方が人工筋肉を装着することで、少しの力で簡単にモノを動かしたりすることができ、力の弱い女性でも、人工筋力スーツを着れば、色んな楽しいチャレンジができるーそんな面白そうな未来の話を大西さんは笑顔で語ってくれました。
また、このエストラマーは変形させることで、発電ができるという特徴もあり、違った視点で多彩な分野の研究が行われているそうです。
この国際シンポジウムに参加することで、分野の違う方とも意見交換もでき、大西さんの視野が大きく広がったそうです。
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