「ふくおか IT Workouts」
「ふくおかIT Workouts」は、福岡工業大学・九州大学・九州工業大学・九州産業大学・福岡大学のIT系学生と福岡県内の自治体職員がグループを組み、ITを活用して地域課題解決を図るプロジェクト型教育プログラムです。
~Kickoff Workout でプロジェクトの具体的方向性について考察~
4年目を迎え、本学では情報通信工学科若原研究室と情報システム工学科山口研究室が新宮町の観光振興を目的とした観光情報ポータルサイトの作成に取り組みます。
取組み課題は昨年度からの継続ですが、4年生を中心としたメンバー構成、IT技術に詳しい院生のサポート、Web制作関連企業のアドバイザー参加など、プロジェクトは大きく進化しています。
今年度第1回目の集合イベントとして6月8日に福岡大学にて「Kickoff Workout」が開催されました。
若原研究室4名、山口研究室3名、新宮町2名、企業関係者3名、教職員3名が参加し、5大学全体ガイダンスとプロジェクト毎のグループワークを行いました。
全体ガイダンス
最初に、事務局である福岡大学の廣重先生より「ふくおかIT Workouts」の趣旨説明があり、続いて「ふくおかIT Workouts」の運営をご支援いただいている関係者の方々からプレゼンテーションがありました。
学生がチームを組み、正解の用意されていない課題に挑戦するPBL(Project Based Learning)の意義について説明があり、大学で学んだ専門知識や技術を活かしながらプロジェクトマネジメント力やコミュニケーション力を高めてほしいとのメッセージが寄せられました。
この「ふくおかIT Workouts」では、地域課題に取り組むことで地域の活性化を図るとともに、地域で活躍できるIT人材の育成を目指しています。
グループワーク
午後から行われたグループワークでは、プロジェクト毎に8つのテーブルに分かれて現状分析、方針決定、ゴールの設定及び計画作成まで話し合いました。
昨年度から継続参加している大学院生を中心にプロジェクトマネジメントと技術・生産物観点の視点から振り返りを行い、今年度目指すゴールを共有しました。
システム開発未経験の学生にとっては、目的と手段を区別しながらチームとしてのゴールをイメージすることに難しさを感じていたようでしたが、企業の方のアドバイスに助けられ、ポータルサイト本格稼働へ向けて必要なシステムやスケジュールを決めることができました。
学生は「これから足りない知識を身に着けながら、頑張りたい」と話していました。
発表・纏め
まず、8グループが前半と後半に分かれ2回の発表と質疑応答を行いました。学生達が休憩時間も使って発表の準備を整える一方、質疑応答では、新宮町職員の方にも説明を補足してもらう場面もあるなど、少しずつチームづくりができている様子がうかがわれました。
最後のまとめでは、発表や質疑応答について振り返りを行い、これからへ向けた良いスタートをきることができました。今後の計画では8月末迄にポータルサイトを開設し、9月の中間発表後、利用実績を新宮町と共有し改善を加え、12月に成果発表を行う予定です。
「ふくおかIT Workouts」での学生の成長と新宮町観光情報ポータルサイト“たのしんぐう”の完成にどうぞご期待ください!(大学・地域連携推進室)
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