《国公私立大学環境分野3大学連携》
平成27年度「第2回環境フォーラム“環境科学シンポジウム”」
日時:平成27年11月6日(金)会場:長崎大学
昨年の12月に締結された「長崎大学,熊本県立大学及び福岡工業大学との環境分野における包括的連携協力に関する協定」に基づき、11月6日に長崎大学で開催された「第2回環境フォーラム“環境科学シンポジウム”」に、本学より社会環境学部の教員6名が参加し、他大学の教員、学生達と環境教育ならびに研究をテーマに交流を行いました。
フォーラムでは、基調講演の講師に江守正多氏(国立環境研究所地球環境研究センター気候変動リスク評価研究室室長)を迎え、「気候変動リスクと人類の選択」という演題で講演をいただきました。地球温暖化に関する世界会議COP21が直前に迫っていることもあり、大学の学生、教職員、一般の方々など約150名が熱心に講演を拝聴し、活発な質疑応答が行われました。
引き続き3大学の研究者による連携シーズの紹介では、本学から社会環境学部の坂井宏光教授が登壇され、ビオトープ研究会活動を活かした大学間連携、高大連携さらには地域との連携活動事例を紹介していただきました。
さらに江守講師をコメンテーターに迎えて行われたパネルディスカッションでは、環境に携わる人材には、科学(技術)だけでなくそれ以外の学問(経済学、倫理学、法哲学、心理学など)に対する造詣と理解が重要であると、今後の連携を考えるうえでの貴重なコメントをいただきました。
パネルディスカッション終了後は、各大学の教員、学生30名がそれぞれ環境をテーマとする研究を紹介するポスターを持ち寄り、白熱したセッションを繰り広げました。
第3回環境フォーラムは来年福工大で開催されます。
国公私立3大学連携では、フォーラムの継続的な開催により各大学の環境教育・研究の特徴を活かしつつ、実質的な共同研究や交換授業等の実施、3大学合同による大型研究プロジェクトへの申請、「合同入試説明会」の実施など、更なる連携の広がりを模索してまいります。
(社会環境学部、大学・地域連携推進室)
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