11月4日(水)~6日(金)の3日間、福岡工業大学FITホールを会場にして、公益社団法人「腐食防食学会」が主催している「第62回材料と環境討論会」において、本学の知能機械工学専攻1年の吉川滉大さんがポスターセッションにおいて「若手講演奨励賞」を受賞しました。
腐食防食学会とは、材料全般の腐食防食に関する研究の促進及び技術の普及をめざし、技術者間の交流・提携の場を提供する国内唯一の機関です。対象は日常的な家電品から種々の工業製造設備、上下水道,港湾など公共的な施設、また酸性雨、フロン等の全地球的規模の環境、さらには宇宙環境に至るまで極めて広い範囲に及んでいます。
吉川さんの研究テーマは「CoNiCrAIYコーテイングの高温酸化挙動に関する研究」。航空機や発電に用いられる大型事業用タービンは1500度以上の温度に耐えるため遮熱コーティング技術が施されるが、それでも酸化層をきっかけとした亀裂や剥離などの損傷が生じます。吉川さんはこの問題の挙動や原因を様々な視点で研究しています。
【受賞感想】
日々の研究がこのような形となって表彰されることに大変うれしく思います。このような素敵な賞を頂けたのは、朱教授や大学院生の仲間、学部生の後輩をはじめとした周りの皆さんのおかげだと確信しております。
また、今学会で自分の足りない点を明確にできましたので、今後その部分を武器に変えて自分の研究を表現していけるよう努力していこうと思いました。
これからも自分を支えてくれる皆様への感謝を忘れず、一人の研究者、人間としての努力を続けていきます!!