福工大ビオトープ研究会では、地域の方々と一緒に自然観察会を開催しています。年に、4回ビオトープと里山の四季折々の恵みを頂きながら、自然観察を行っています。
10月17日(土)に秋の第38回自然観察会を開催し、観察会終了後に新宮町人丸公園ビオトープ検討委員会の方々との交流会を行いました。これは、本学社会環境学部の坂井教授が人丸公園ビオトープ検討委員会の座長を務めていることから、開催されたものです。
~草木染めができるまで~
自然観察会には本学学生や地域の方々40名以上が参加し、ビオトープでの自然観察と草木染を楽しみました。秋晴れの下、産卵期を迎えたカマキリや紅葉の始まりを見つけることができました。観察をしながらセイタカアワダチソウを採集し、ビオトープ研究会の学生が準備した桜、ピラカンサ、ススキと一緒に発色の違いを楽しみました。
草木染の後、野外体験活動インストラクターの小野さんより里山と人との関わりについてお話いただきました。日本人は古くから自然の恵みを日常生活に取り入れ、それを独自の感性で表現してきました。例えば、日本の色の名前には植物や鳥などにちなんだものが多くあります。自然に親しみ、感じたことや発見したことを伝えることが大切なのではないでしょうか。
自然観察会の終了後、学生12名と人丸公園ビオトープ検討委員会の皆さん10名との交流会が開催されました。人丸公園内のビオトープには絶滅危惧種のニホンアカガエルやカスミサンショウウオが生息しており、その保護のためビオトープ拡張や機能の充実を図ることになりました。交流会ではまず福工大ビオトープ研究会の活動を紹介し、和やかな雰囲気の中で交流を行うことができました。それぞれのメンバーは、ビオトープ隣接地での朽木利用や人の手を加えるかどうかといった話題で盛り上がっていました。その結果、福工大ビオトープ研究会が10月26日に人丸公園生物調査を行うことになりました。今後、お互いのビオトープ維持活動協力や環境啓発も視野に入れ、連携を図っていくことを確認しました。
なお、冬の観察会は12月5日(土)9時30分よりA13教室で開催される予定です。ご興味のある方は是非ご参加ください。(大学・地域連携推進室)
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