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学長メッセージ『令和3年度授業実施方針について』

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在学生の皆さん
本学に入学される皆さん
保護者、関係者の皆様

令和3年度授業実施方針について
~より深く、アクティブな学びを~

2021年1月29日
学長 下村輝夫

本学の本年度(後期)の授業が、1月27日をもって終了となりました。
本年度は、4月の緊急事態宣言下、入学式が中止、全面的な遠隔授業での前期開始となりました。特に1年生にとっては、仲間や友人を作る機会も少なく、思い描いていた大学生活のスタートとは異なる状況となってしまったかと思います。以降、感染状況の推移を睨みながら、実験・実習科目や少人数ゼミナールを端緒に、感染拡大防止策を講じながら、できる限り対面授業を拡大してまいりました。平穏とは言えず、変化も大きかった本年度の授業を、概ね円滑に実施し、終了できたのも、学生の皆さん一人ひとりが感染防止に努め、学びを深める努力を行ってきた結果であると考えます。ご支援ご協力戴いた関係者の皆様に、改めて感謝申し上げます。
本学は、実践型人材の育成を目指し、これまで、アクティブ・ラーニング型授業の全学展開及び教育の質保証に取り組んでまいりました。また、学びの定着を図るために学生同士のコミュニティ作りにも可能な限り目を向けてきました。今後もその方針に変わりはありません。
令和3年度の授業については、原則として対面授業を実施します。また、授業方法としては、学生・教員の十分な双方向性を第一に考え、これまでの本学のアクティブ・ラーニングの実践と、遠隔授業で培ったノウハウを基に、ICTを活用してさらに教育効果の高い授業の実現を図ります。
具体的には、本年度作成し、現在も蓄積を続けている動画コンテンツを効果的に活用し、予復習の教材として利用してもらうことや、事前に動画で学んだ内容を基に講義内でディスカッションを行うこと、整備が大きく進んだICTの仕組みを活用して授業の振り返りを行うことなどを積極的に取り入れていきます。学生のみなさんは、それらを十分に活用し、アクティブに(主体的に)、自らの学びを深めて戴きたいと考えます。
ただし、今後も新型コロナウイルス感染症の影響は継続することも予想されることから、感染の状況に応じ、一部を遠隔授業に移行せざるを得ない場合があります。また、対面授業においても、ICTを活用した様々な学びを実施する予定です。在学生はもちろん、4月に入学する新入生の皆さんも、それに備え、受講可能な環境(PCやネット環境等)の準備・整備をお願いいたします。
このような時期だからこそ、価値の創造、イマジネーション(想像)とクリエイション(創造)が強く求められています。本学で学ぶ皆さんは、是非とも、工学の基礎であるテクノロジー(技術)、そしてテクノロジーの根幹であるサイエンス(科学)と共に、その根底のフィロソフィー(哲学)を希求して戴きたいと願っています。

 

 

 


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