本学と大分大学は8月25日(火)、大分大学旦野原キャンパスにて「包括連携・協力協定」を締結しました。この目的は、それぞれが得意とする情報工学および最先医療とを融合させ、AI(人工知能)を活用したメディカルイノベーションを目指すことにあります。両大学の連携・協力によって、最先端の医療技術と情報工学とが融合し、AI活用を軸とした「人材育成」「医療機器開発研究」「社会実装」の推進が大きく加速し、産学連携の活性化および国内外における未来医療の発展に大きな貢献が期待されます。
調印式で下村学長は、今回の連携においては学部間の教育研究推進連携が要であり、将来的には健康福祉や工学の分野での連携も目指したい。また、この連携の目指すところは大学の総合的な研究力向上のためのマネジメント改革を図ることであると述べました。
また、大分大学北野学長からは、両大学で開発中のAI技術は、未来の医療発展に大きく貢献するものであり、連携を通し更なる発展につなげたいと挨拶がありました。
また、大分大学北野学長からは、両大学で開発中のAI技術は、未来の医療発展に大きく貢献するものであり、連携を通し更なる発展につなげたいと挨拶がありました。
1.AIを活用できる高度医療人材育成
近年、医療の現場でもAIを活用した技術が進歩しており、今後の医療の発展のためAIを活用できる医療人の育成は急務となっています。福工大と大分大学との共同研究を通して培われたAI医療システム開発の実績を基に、今後、大分大学が予定している人材養成プロジェクト(医療AI人材育成センター構想、大学院博士課程「AI医療コース」新設)に連携して取り組みます。2.AI支援医療機器開発研究
福工大(徳安研究室)と大分大学は、オリンパス株式会社などと共にAMED(日本医療研究開発機構)から支援を受けて、AIを搭載した次世代型内視鏡システムの開発研究に取り組んでいます。2019年までに臨床性能試験が完了し、国際的な医学誌に成果が掲載されています。両大学のさらなる連携体制の強化により、研究の高度化と実用化への期待が膨らみます。3.AI医療の社会実装
福工大(徳安研究室)と大分大学が取り組む「AI活用次世代内視鏡手術機器」は2023年以降に先進医療機器としての承認を目指しています。またその後には・システムの医療用ロボットへの導入
・5G時代の遠隔医療支援ツールとしての応用等を見据えて開発を進めています。
この取り組みについては、8月26日(水)日本経済新聞、大分合同新聞に掲載されました。
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