本学では2017年度にグローバル人材育成プログラムの一環として、新たにフィリピン・セブ島の語学学校であるBrighture English Academy (以下、Brightureと略称)で学ぶGlobal Academy of Technological English (GATE) Programを始動しました。1期目の8名の学生派遣に続く2期目の2018年度春季プログラムとして、2019年2月17日(日)~3月2日(土)の2週間に亘り、9名の学生(知能機械工学科1名、情報システム工学科1名、システムマネジメント学科7名)をBrightureに派遣し、本学特別カリキュラムによるプログラムを実施しました。Brightureは創業者である松井博氏が米Apple本社で管理職を務められた知見や米国・東京・フィリピンでの起業経験を基に編み出された独自の教授法に基づき、フィリピン人講師(Learning Facilitator)が徹底した指導を行い、フィリピンと日本の異文化理解に立った実践的な英語力の向上を図ることを目指しています。本学学生は2週間に亘りインプットとアウトプットをバランス良く行う英語学習に浸る中で、最初は主に単語のみで会話を行っていた学生も徐々に文章での会話が可能となり、最後には大勢の学習者の前で英語のプレゼンテーションを行うまでに成長を遂げることが出来ました。*Brighture blog(カリキュラムに関して): https://brighture.jp/b-blog/1344
また、Brightureでは明確に目標を定めて本気で学ぶ社会人の学習者が多い学習環境であることや、2週間に亘り多才な松井氏に助言頂き生き方に触れることができたことも本学学生の学習意欲の醸成に大きなインパクトを与える要因となりました。学生達はそれぞれに飛躍的な自己成長を実感することができたことを非常に喜ぶと同時に、世界観を広げて英語を学ぶ意義や楽しさを再認識して帰国することができました。温かな学びの場を創出してくださったBrightureの講師陣およびスタッフの皆様、そして、プログラム期間中、学生に向き合ってご指導くださった松井氏に心から感謝しつつ、今後の学生達の新たなチャレンジと夢の実現を楽しみに祈念し続けます。
フィリピン・セブ島GATEプログラムへの
学生支援プログラム「シスマネα」を実施
シスマネαの目的とはなにか?:グローバル教育を「経験」から「学修」のフェーズへと移行させる
システムマネジメント学科では、2016年度より教育改革に着手、その中で「グローバル化」強化に向けて外国人招聘講師による特別講義(1年生~3年生)、2018年度には米国・St. Mary’s Collegeと協働でグローバルPBL(3年生)を行ってきました。いずれの取組みでも学生の「英語スキル」に対する気づきは多く、本学・国際戦略室により提供されているEnglish Café等の課外活動へと繋がる学生は徐々に増えつつあります。こうした取組みは現フェーズでは「経験」を重視したものとなっていますが、昨今のアジア情勢や情報技術革新のスピードなどを考えると、今後の大学における教育質向上の展開において「学修」という次フェーズへの移行が必須といえます。その際の課題は、(i)グローバル環境を理解する力・姿勢、異文化や異なる状況を楽しむ姿勢、他者との信頼関係を築くスキルといったグローバルマインドセットを構成するカテゴリーをどう教育するか、(ii)自分の考えを伝える・他者の考えを聞くといった基本的な英語スキルをどう獲得させるか、という2点あります。本学・国際戦略室が主催するGATEプログラムでは、フィリピン・セブ島の語学学校「ブライチャー」の協力のもと、これらの課題を解決する礎となりえる内容が用意されています。「シスマネα」ではそのようなGATEプログラムへの参加費一部を支援しています(GPAや英語力の条件等あり)。本プログラムを通して「グローバル化」という軸で教育の質向上を実現すると同時に、プログラム終了後には参加学生を特別講義やグローバルプログラムにおけるクラスサポーターやステューデント・アシスタントへと採用することで、下級生にも好影響を及ぼす縦ラインのサイクルをまわし、「経験」に重きをおいたグローバル教育の現フェーズを「学修」のフェーズへと移行させる布石とする、ことを目的としています。
参加学生の声:システムマネジメント学科2年 桐原めぐみさん(福岡県立新宮高等学校出身)
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