6月10日(月)-11日(火)の期間において、ベトナム・ホーチミンのUniversity of Economics, Ho Chi Minh Cityにて行われた国際会議11th International Conference on Innovative Engineering Technologies and Natural Resources (IETNR-18) において、工学部電子情報工学科の江口教授と工学専攻1年の安部裕人さん(筑前高校)の共同執筆論文が、Oral Best Paper Awardに選ばれました。本賞は、昨年同学会が運営した全ての国際会議において発表された論文を対象として選出されるものです。
受賞した論文のタイトルは、「The Development of a Non-Thermal Food Processing System Utilizing an Underwater Shockwave」であり、平成27年度(公財)浦上食品・食文化振興財団の助成を受けて行っていた研究であり、トルコ・コカエリ大学のFarzin Asadi教授と共同研究を行っている内容です。
本研究は、高電圧放電によって水中衝撃波を発生させ、その衝撃波によって熱を加えずに野菜や果物を破砕・加工するというものです。この方法の特長は、通常の加熱加工とは異なり、野菜や果物の形状が保たれたままで、内部のみが軟化加工されるという点です。
また、熱を加えないために、加熱による栄養素の破壊が起こりません。江口教授と安部さんの研究では、この非加熱食品加工装置を、小型・軽量化・省エネルギー化することを目標としています。近い将来には、皆さんの食卓に栄価の高い加工食品を届けることが可能になるかも知れません。
江口教授の指導の下、これからも学生が世界的な舞台で活躍することを期待しています。
ダウンロード
お問合せ
福岡工業大学 広報課
TEL:092-606-0607(直通)
広報課お問合せフォーム