5月23日(水)、本学E棟R-1教室にてグローバルPBL参加報告会兼第1回工学部FD研修会を開催しました。去る2月から3月にかけて、工学部及び工学研究科から5名の学生が、本学協定校である芝浦工業大学(以下、芝浦工大)主催のグローバルPBL(課題解決型学習)に参加するために、ベトナムのハノイ及びダナンにそれぞれ約2週間滞在し、海外の大学生と一緒に課題解決に取り組み、貴重な体験をしてきました。参加した学生及び引率教員(江口教授と倪教授)により報告会が行われ、22名の教職員(教員14名、職員8名)が参加しました。
まず倪工学部長より開会の挨拶があり、本学協定校である芝浦工大が設立したGTIコンソーシアム(Global Technology Initiative Consortium)の活動であるグローバルPBL(課題解決型学習)の国内外でのプログラム紹介が行われ、参加しやすい環境が整っているため、自学科に適合するプログラムがあれば、今後の学科の取り組みに活かして頂きたいとのお話がありました。
続いて、グローバルPBLに参加した江口教授から、グローバルPBLは海外の学生や企業と一緒に行う課題解決型学習プログラムであり、優れた教育事例をもつ他大学のノウハウを吸収し、先進的なプログラムを開発することや学生を成長させることが本学の次のブランディングにつながるのではないかとのお話がありました。
参加した2つのプログラムの紹介では、倪教授と学生2名がダナンのFPT大学、江口教授と学生3名がハノイ理工科大学に参加、芝浦工大の海外研修サポートを得ながら課題解決のワークショップと企業訪問、エクスカーションを実施したことが報告されました。また参加するにあたり、学生は11月~1月にかけて、専門知識を深めたり、国際戦略室での英語レッスンを受けたりする事前研修を行い、プログラムに臨みました。ハノイ理工科大学でのプログラムでは、日本人、ベトナム人混成の4~5名のチームで2つのミッション(ライントレースロボットの設計と機能拡張)に対して、部品の調達から課題解決、英語でのプレゼンテーションにチームで取り組んだことが報告されました。
各プログラムに参加した学生の発表では、「チームでの会話は英語のためコミュニケーションが難しかった」、「芝浦工大の学生のレベルが高いことに驚いた」、「グループで課題に取り組むことで充実感や達成感を味わうことができた」、「学内でのカリキュラムを超えて学ぶことができたことは非常に良い経験になった」などのコメントが述べられました。
質疑応答の後、倪教授から今後、工学部の意欲ある学生を更に伸ばすと共にグローバル人材育成を強化する具体策として、FD推進特別予算事業で取り組んでいくため、各学科で参加を検討頂きたいと述べられました。
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