5月12日(土)、新入留学生を対象とした「防災体験ツアー」を実施しました。このイベントは大規模な地震や台風などによる被害の少ない国や地域から来た留学生が、防災意識や災害時の対処方法を身につける機会として、毎年福岡市防災センターにて実施しているものです。
今回のツアーには留学生22名と国際交流サークルFIT-ICEの日本人学生5名の計27名が参加しました。
防災センターに到着後 ①地震・強風体験 ②福岡消防局の動画鑑賞 ③火災脱出体験 ④消火体験の順で学習が行われました。地震の体験では日本で発生した最大震度7の揺れを体験し、その際にスタッフの方より「体験での揺れは15秒だけで揺れ幅は20センチ程度ですが、実際は3分間揺れることもあり、揺れ幅も数mに及ぶことがあります」との話があり、地震の少ない国から来た留学生は皆大変驚いていました。
また、訓練用の消火器を使用した消火体験では、消防士の方によるユーモア溢れた指導に、学生たちは時折笑いながらも真剣に耳を傾けていました。防災体験を終えた後は福岡タワーに立ち寄り、福岡の街並みや海を一望しました。
当日の5月12日はちょうど中国・四川大震災の発生した日であり、特に今年は10年目ということで、中国からの留学生にとっては災害についての心構えを整える良いきっかけとなったようです。
このように防災を学ぶ機会を設けることにより、留学生一人一人が日本で多発する災害の危険性と対策を知り、万が一の際に冷静に行動が出来るようになることを願っています。
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