福岡工業大学では行政機関と協働して、健康長寿を基盤とする地域包括ケアシステムの構築のために、キャンパス周辺校区での様々な地域活動を支援しています。その一環として、福岡市東区社会福祉協議会が主催して毎年三苫校区の公民館で開催されている『三苫校区住民安心メール登録会』に、携帯電話やスマートフォンの操作が苦手な高齢者の皆さんのサポートを行うボランティアとして、情報システム工学科3年の山口智紀さん(佐賀商業高校出身)、システムマネジメント学科2年の釜口竜馬さん(城東高校出身)、同2年の岐部星矢さん(日田林工高校出身)が参加しました。
この“三苫校区住民安心メール”は、主に三苫校区の自治協議会や各種団体・各町内会からのお知らせ、熊本地震のような大きな災害発生や身近な防犯防災に関する情報を地域の皆さんへお知らせするものです。当日は地域住民の方16名が来場され、2時間半にわたりメール登録やスマートフォン、タブレットの利用に関する講習を受けました。
昨年よりもスマートフォン利用者が増え、操作方法に戸惑っている様子の高齢者の方は、学生の説明に耳を傾けながら怖々とボタンを押して登録を行っていらっしゃいました。
また登録が終わるとスマートフォンやタブレットを日常生活で使用する際に不明な点を学生に質問する方も多く、無事に問題が解決すると「良かった!やっとできた~!」と喜びの声があちこちから上がっていました。初めてお会いする方ばかりで学生達は少し緊張した様子でしたが、皆さんの理解度を見ながらゆっくりと丁寧に受け答えを行うなど臨機応変に対応していました。
来場者の方からは「使い方がわからなくて不安だったけど、安心メールを無事に登録できて良かった。」「携帯ショップでは聞きにくいことをゆっくりと優しく教えてもらえて、本当に助かりました。」など好意的な感想も多数寄せられ、主催者からも「地域の皆さんに丁寧に教えていただき有難うございました。また来年も協力をお願いします。」と再訪を望まれるほど好評をいただきました。
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