2017年6月24日(土)、私立5工大が連携する取組である工大サミットキックオフイベントが大阪工業大学梅田キャンパスで開催され、企業関係者・高校関係者・大学関係者、約400名が参加しました。
開会にあたり、まず文部科学省高等教育局私学部長村田義則氏からの挨拶が行われ、先般発表された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2017」にも示されている、イノベーションの推進のために知の融合を図ることの重要性、大学間連携の一層の推進の必要性に触れ、5工大が連携することの意義について、期待を寄せる内容の話がありました。
第二部では、5工大の各学長から工大サミット設立の背景と、期待についてそれぞれコメントがあり、下村学長からは、国際社会で活躍するイノベーション人材の育成の重要性と、新たな挑戦として大学発ベンチャーに向けた共同の実践的人材育成プログラムの開発について話題提供が行われました。
その後のパネルディスカッションでは、イノベーションの創出に必要な要素として、「多様性」があげられ、考え方が異なる人々の中で物事を考えることの必要性、世界で学ぶ経験の意義などが議論されました。また、社会からの養成や産業界のニーズを常に把握し、大学側からのアプローチを行うことの必要性についても話がありました。
今回のサミットでは、会場でパネル展示も行い、各大学の学生が取組を紹介する場面もありました。本学からは、情報システム工学科4年生の3名が参加し、「地域での課題解決に向けたICT 活用法の検討」のテーマで新宮町とのPBL の取組を発表し、参加者から質問を受けるなど、活発にやり取りをしていました。
工大サミットは今後も、大学連携の取組を進めながら、年一回程度のシンポジウム開催を行っていく予定です。
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